2008年8月13日水曜日

ぼくのアルバイト体験

学生時代には、ずいぶんとぼくはアルバイトをしました。というより、はっきりと云えばアルバイトをしなければ、お小遣いどころか、学費にも困ってしまうような学生時代だったからです。


 新聞配達から喫茶店のウエイター。ある有名自動車会社の子会社で輸出のため、せっせと船に積む車の部品の梱包作業。はたまた小学生の家庭教師なんてのもやりましたね。数え上げればきりが無いほど、実に様々なアルバイトをこなしてきました。


 それは学校の夏休みの時でした。こんな、短期バイトの思い出があります。
 自動車部品の梱包作業をしていたときです。
 お昼休みの食事を終えて、自動販売機の前で長いすに腰掛てコーラを飲んでいました。と、その会社の社員で、年齢的にぼくとほぼ同世代らしき男性の方から、「あんた、学生か?」と、いきなり声をかけられました。「そうです」と答えると、「そうか、じゃ、気楽でいいなぁ」との返事。
「いや、気楽でも、ありませんよ」
「そうか? だってアルバイトだろ。ここが終われば、学校に戻るんだろ。いつまでも、ここにいるわけじゃないんだから、気楽じゃないか。うらやましいよ」
 とのこと。
 その後、彼とは年齢的に近いためか、
バイトの期間中にずいぶんと親しくなっていました。
 しばらくして彼から、オレの家に遊びに来いよ、なんて云われて、仕事の帰り一緒に彼の家まで足を運びました。


「お帰りなさ~~い」
と、ちょっと古くて、絶対にキレイではないアパートのいくつかあるドアの一つを開けると、ここには絶対に似つかわしくない、キレイな女性の声がするんです。


 彼の奥さんでした。彼の顔のことは、仁義上、口が裂けてもいえません。が、奥さんである女性の方は云いたいですね。ビックリするほど、キレイ!!!女優でいえば、・・・です。
 なにが、”学生は気楽でうらやましい”だ。まだ若いくせに。ぼくとだってほとんど同世代だってのに、こんなキレイな奥さんがいるなんて。ぼくの方こそよっぽど・・・。

一目ぼれ、でも人妻。しかも、友人になったばかりとはいえ、彼の妻。あ~~~あ!
 
 ぼくたち三人は、キレイな奥さんの手料理を食べてビール飲んで、次の日、その彼とぼくは、肩を組みながら二日酔いで出勤しました。
                
                  おわり    by iwa(00)v



人材紹介・転職相談ならキャリア・プラス
転職 悩みなら

0 件のコメント: