2008年12月27日土曜日

オヤジの女房はオレの女 25

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「なんであんなことするの。あなた恥ずかしくないの。あなた正気ですか。ほんとに、もう。・・あたし、・・あたしもう、・・恥ずかしくて、・・顔から火が出そうだったわ」
響子はすでに涙声になっていた。テーブルの向かい側で、顔を伏せた響子が細い肩を震わせて泣いている。しばらくの間、オレと響子の上に、重苦しい沈黙の時間が過ぎていった。時折、涙に濡れた眼をオレに向けて、
「・・バカッ、変態、・・あんたなんか、もう知らないからね」
と言っていた。
「ゴメン。悪かった。勘弁して」
 オレは何と言っていいのか解らず、ともかく響子に謝った。
そしてまたオレにとって長い沈黙が続いた後、響子が顔を上げた。そしてオレを見て、
「ほんとに、もう。バカなんだから」
と言いながら、響子はテーブルに頬杖をついた。少し落ち着いた様子だった。
「ゴメンな。オレ、悪かったから」
「うん、もういいわよ。打ってごめんなさいね。リョウちゃん、痛かったでしょう」
響子は、頬杖の手をテーブルに置くと、二コリとオレに微笑んだ。
「ううん」
「そう、じゃ、もっと打ったげましょうか」
「もう、いいよ」
「そうね。あたしも思いっきりやったから、もういいわ、ねっ」
「うん」
と、オレが頷くと、響子は椅子から立ち上って、オレの前に来た。すると立ったまま、澄んだ大きな目でオレを見下ろしながら、
「でもね、リョウちゃん」
と言った。
「えっ」
と、オレが応じ、響子が続けた。
「これだけは言っときますけど、あたしは、あなたのお母さんですよ。・・そりゃ歳も若いし、あなたの実のお母さんには到底及ばないかもしれないけれども、それでも、あたしは、あなたのお母さんですよ。いいわね、忘れないでね」
「うん、わかった。今日はゴメンね」
とオレが言うと、響子がニッコリと笑って頷いた。
「ええっ、いいわ。許しましょう。さあってと、まずはゴハンね。リョウちゃん、お腹減ったでしょう。さっ、手洗って着替えて。あたしも、着替えてゴハンの支度よ。ほんとなら、映画の後、焼肉屋さんに行こうと思ってたのよ。リョウちゃん好きでしょう。まぁ、それは、次の機会にとって置きましょう」
「うん」
と言って、オレは二階の自分の部屋へ行こうとして、椅子から立ち上がった。
「リョウちゃん。着替え済んだら、ゴハンの支度、手伝うのよ」
「うん」
「あっ、それから、お風呂どうする。入るなら沸かすけど」
「シャワーでいいよ」
「そう、じゃ、あたしもシャワーでいいわ」
 響子の顔に、いつもの穏やかさと微笑みが戻っていた。オレは一先ずホッとして、二階の自分の部屋へ行った。響子に打たれた左の頬が、まだヒリヒリする感じがした。

つづく


ポルノワールド

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